PAO発足の経緯
会社に入り何年か経つと、毎日「何か楽しいことないかなー」と、思うようになってくるものです。かといって、これといった楽しいコトもなく、毎日が平凡に過ぎて行きます。学生時代の友人達も、転勤や引越しで少なくなってきた頃、「それならば!」と、今まで友人達と楽しんでいたアウトドアを、もっといろんな人たちとやってみようと思い立ち、始めたのが、このアウトドアサークルPAOなのであります。
なぜ、アウトドアなのか… 思い返せば、やはり学生時代にまでさかのぼるでしょう。大学入学と同時に入部した「甲南大学ローバー隊」。いったい何をやっているクラブなんだ???と、思いつつも説明を聞きに行くと、「Adventure and Challenge精神をもって自分のやりたい事に全力でアタックする。これが甲南大学ローバー隊の活動理念である。」と言うことであったが、その活動は、「学生時代にしかできないアホなこと!」をやるのだ、とのこと。活動経歴は、無人島でのサバイバル生活、自転車による富士山登頂、たらい舟で吉野川下り…と、なるほど学生でも普通はやらないようなアホなことばかりである。そして、その年のメインプロジェクトと言うものが、中国は内モンゴルでの“蒙古包(パオ)の製作そして草原での移動生活!”であったのでした。やはり、この大草原でのキャンプ生活の経験がこれまでの人生のなかでも強烈な印象となって残っていることは確かであります。
それ以来、会社に入ってからも続けてきたアウトドア―キャンプに釣り、登山、カヌー…―の楽しさをぜひともたくさんの方々に知ってもらおう、そして一緒に楽しもうとの思いがあるのです。
こんなところが、このアウトドアサークルPAOの発足のきっかけと経緯と言うことになるでしょうか。もちろん、このサークル名“PAO”は、私が中国・内モンゴルで経験してきた「包(パオ)製作」の、その“パオ”の素晴らしさ、あたたかさからとって名づけました。アウトドアサークルPAO会長 栗原隆一 (Ryuichi Kurihara)